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建通新聞社四国
2017/02/21

【徳島】徳島市 当初予算案を発表 過去最大規模

 徳島市は17日、予算総額968億9000万円となる2017年度一般会計当初予算案を明らかにした。前年度当初が骨格編成だったため、本予算編成(9月補正)後と比べると1・1%増となった。当初予算の規模としては2年ぶりに過去最大規模を更新した。このうち投資的経費は82億7332万円で同比10・4%増。予算案は3月6日開会の市議会定例会に上程する。
 17年度は市まちづくり総合ビジョンがスタートする重要な年であることから「笑顔みちる水都 とくしま」実現元年として、市民が主役のまちづくりを推進するため、「つなぐ」「まもる」「おどる」の三つの基本目標に沿って財源を重点配分。子育て支援の充実や教育環境の整備などを図る「つなぐ」まち・とくしまに152・9億円、防災・減災対策・生活基盤の整備など「まもる」まち・とくしまに31・2億円、観光交流の促進や地域経済の活性化などを図る「おどる」まち・とくしまに25・3億円を配分。この他、市未来チャレンジ総合戦略の各種施策を本格展開するため26・4億円を配分し、人口減少対策など地方創生の取り組みを一層加速化させる。また、16年度3月補正では国の補助金等を積極的に活用し中学校空調設備整備事業に6・8億円を充てるなど、14・8億円規模の経済対策を実施する。
 17年度当初予算案の建設関連では、新規事業として国府地区の地域振興施設(道の駅)整備事業(実施設計・用地購入等)2億7461万円、新ホール整備事業(候補地選定調査・検討、基本構想策定)865万円、一般廃棄物中間処理施設整備推進事業(施設整備基本計画等の策定、地元説明会など)2889万円、幼稚園・小学校空調整備事業に債務負担行為設定と3434万円などを盛り込んだ他、津波避難施設整備事業1億5005万円、宮島住宅建替事業、幼保一体的運営施設整備事業などの事業費を計上している。

提供:建通新聞社