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西日本建設新聞社
2017/02/22

【熊本】地震被災で治山施設初弾工 九州森林管理局

 九州森林管理局は21日、阿蘇地区治山工事(吉岡)を一般競争公告した。熊本地震で被災した県管理治山施設を直轄施行する17地区の初弾工。平成30年度までに全施設の工事発注を終える方針だ。
 地震で被災した治山施設の復旧工事で林野庁は28年6月、蒲島知事からの要請を受けて直轄施行を決め、設計業務を委託し早期発注に向けた作業に入っていた。
 阿蘇地区治山の施工場所は南阿蘇村長野字吉岡(阿蘇くじゅう国立公園) 。コンクリート谷止工新設1基(310・9立方b)、同補修1基(152・4立方b)、牧野道補修工1520b。工期は240日間を見込んでいる。
 参加できるのは、九州森林管理局の土木一式工事A・B・C等級で、同局管内に本店または支店等営業所があること。施工実績も必要。3月7日まで技術提案書等を受け付け、同22日に開札する。
 当初計画によると、17地区は阿蘇市が▽高塚(渓間工)▽長谷(同)▽東小堀A(同)▽同B(同)。南阿蘇村が▽左近(渓間工・山腹工)▽東烏帽子嶽(渓間工)▽外早川(山腹工)▽内早川(渓間工)▽小園(同)▽三の坂(同)▽小烏帽子(渓間工・山腹工)▽吉岡(渓間工)▽一の川(山腹工)▽小川原(渓間工・山腹工)▽小屋場A(渓間工)▽同B(同)▽大平(同)。
 吉岡地区を除く16地区について森林管理局は29年度と30年度に半分程度に分けて工事を進める予定で、29年度分は第1四半期にも入札する方針だ。

提供:西日本建設新聞社
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