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北陸工業新聞社
2017/02/24

【新潟】21億7000万円、18年度完成へ/県が少年自然の家建設で

 新潟県教育庁は少年自然の家建設費として、17年度当初予算案に21億7027万6000円を盛り込んだ。18年度中の完成を見込んでいる。
 築後約40年が経過する少年自然の家を現在地で建て替えるもの。老朽化が著しい上に耐震性能が不十分なことや、給排水や屋根の雨漏りなど傷んでいる個所も多く、利用者の利便性向上を図るのが狙い。新たな施設規模はW造2階建て延べ約6200平方メートル、敷地面積は約1万3700平方メートル。建設場所は胎内市乙字大日裏ほか地内。主要施設として宿泊施設、食堂・厨房、入浴施設、研修施設、管理施設、レクリエーション施設(屋内運動場等)を完備。また、全国的にも広がりをみせてきたCLT(薄い板を何層も重ねて強度を高めた大型木製パネル)工法も導入するとし、生涯学習推進課では「公共施設に活用することで普及拡大につながる効果がある」と分析し、地場産材を有効利用したい考え。
 少年自然の家は季節感あふれる自然の中で、小学生や中学生がキャンプファイヤーなどの体験活動を通し、交流を深める生涯学習の拠点施設。
 予算措置として単年度となっているが、必要に応じ繰越手続きも視野に入れているという。入札については6月または9月議会承認となる。
 基本・実施設計は石動建築設計事務所(新潟市中央区文京町)が担当し、3月に完了予定。

hokuriku