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建通新聞社(静岡)
2017/02/27

【静岡】静岡県河川審議会 6水系の基本方針案を審議

 静岡県は20日、2016年度第3回の県河川審議会を開き、西伊豆町の3水系と沼津市の3水系の河川整備基本方針案について審議した。6水系の河川整備基本方針は、今回の審議内容などを踏まえて調整した後、審議会から知事に答申され、その後、国土交通省に同意申請を行う。
 西伊豆町の3水系は、仁科川、宇久須川、安良里浜川の水系。県が示した基本方針の原案では、仁科川が年超過確率50分の1規模の降雨による洪水を対象とし、宇久須川、安良里浜川はいずれも30分の1の降雨とした。洪水処理方式は河道改修方式。横断計画では、仁科川は可能な限り河床幅を確保することを基本とし、宇久須川と安良里浜川は河床掘削を基本とするが計画流量に対して断面が不足する区間は河道拡幅する。
 沼津市の3水系は、大川、沢海川(たくみがわ)、井田大川の水系。基本方針の原案では、3水系共に年超過確率30分の1規模の降雨による洪水を対象とする。洪水処理方式は河道改修方式。横断計画では、大川は多様で変化のある河床の形状を保全し、沢海川は現況河道内での対応を基本とし堤防高不足区間は堤防嵩上げで対応する。井田大川は河床の防護と土砂の適度な移動・堆積が両立できる構造とする。


提供:建通新聞社
(2017/2/27)

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