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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/02/28

【山梨】道路施設点検、過去上回る実施を

 県内の道路管理者で組織する県道路メンテナンス会議の2016年度第3回会議が27日に開かれ、道路構造物の17年度以降の点検予定が示された。点検予定は、橋梁は17年度2169橋、18年度1989橋。トンネルは17年度61本、18年度62本。道路附属物などは17年度44施設、18年度147施設。
 県内の16年度までの点検実施率(完了予定含む)は、橋梁50・5%、トンネル39・7%、道路附属物56・0%。法令で定める5年間(14〜18年度)での点検完了へ、17年度と18年度は、過去3年間(14〜16年度)を上回るペースでの点検実施が求められる。
 同会議では17年度について、16年度を上回る点検実施を呼び掛けた。
 また、橋梁のうち最優先で点検すべき箇所(緊急輸送道路を跨ぐ跨線橋、跨線橋、緊急輸送道路を構成する橋梁)の16年度までの点検実施率(完了予定含む)は5割強。跨線橋の点検は鉄道事業者との協議が必要になるため、同会議では、計画的な点検実施を促した。
 会議で、道路メンテナンス会議会長の尾松智国土交通省甲府河川国道事務所長は「本年度は、平成30年度(2018年度)までに全ての道路施設を点検するという目途をつける重要な年です。30年度の完了へ、ご協力をお願いします」とあいさつした。