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北陸工業新聞社
2017/03/01

【新潟】債務含め16億、秋発注へ/県警本部が佐渡署(仮)建設で

 新潟県警察本部は佐渡警察署(仮称)庁舎等建設工事について、秋の発注を予定している。
 17年度当初予算案に2億7586万9000円を計上するとともに、債務負担行為として限度額13億4143万円を設定した(期間は18年度)。
 佐渡市内の東署と西署を統合するもの。市町村合併の04年から計画が浮上し、県内30署のうち、耐震化が行われていないのは佐渡の2署のみとなっていた。東署(旧両津市)が築約50年、西署(旧相川町)が築約40年と老朽化も指摘されているほか、犯罪の広域化を防ぎ夜間体制を強化し、行政とも連携し犯罪捜査の効率化などが狙い。
 建設規模はRC造3階建て延べ約4200平方メートル。建設地は佐渡市役所から5キロ離れた旧真野町の工場跡地で現市有地の敷地約9000平方メートル。署員は90人程度とし、19年夏から秋ごろの開署を目指していく。また、移転する運転免許センター佐渡支所(旧佐和田町)も内部に配置する。造成工事は遠藤建設が担当し、10月30日の完了予定。
 設計は新潟県建築設計協同組合が担当。建築意匠を堤建築設計事務所(新潟市中央区)、電気および機械設備がホープ設備設計事務所(同)、構造は建構造研究所(同東区)。

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