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日刊建設タイムズ社
2017/03/06

【千葉】国府台県住1期に着工/県住宅課/2か年で事業費14・3億円/5階建て78戸を整備

 県県土整備部住宅課は、新年度で国府台県営住宅1期工事に着工する。県の当初予算に債務負担行為13億5800万円と当該年度事業費7733万8000円を合わせた総額14億3533万8000円を措置。2017〜18年度の2か年で整備する。工事は建築、電気設備、衛生設備の3件分離で年度後半の発注を予定。実施設計は千都建築設計事務所(千葉市美浜区真砂3―1―2)に今月25日までの工期で委託している。
 1期の建物規模はRC造中層5階建て延べ約4712u、戸数は78戸の計画。
 同団地は1〜7号棟の9棟(7号棟は3棟)と集会場、自転車置場などで構成。施設の老朽化などから既存の施設を取り壊し、新たに2棟142戸を建設。工事は1期、2期に分け、段階的に整備する。1期は、1、2、5号棟の既存3棟を取り壊し、その跡地に建設。6号棟は入居者が移住するために残し、新棟建設後に解体する。
 3棟の解体工事は、昨年7月の入札で岡本組が予定価格2億3220万円(消費税抜き)に対し2億1410万円(同)で落札し、今月25日までの工期で工事を進めている。建物規模は、1号棟がRC造4階建て延べ約1384u、2号棟がRC造4階建て延べ約1038u、5号棟がRC造4階建て延べ約1313u。建物のほか、受水槽、受水槽ポンプ室、浄化槽、駐輪場などを解体する。
 1期建設後に、1〜6号棟の入居者が同棟に移住。その後、残る3、4、7号棟を解体し、2期に着工する。2期の建物規模はRC造5階建て延べ約3967uで、戸数は64戸の計画。
 解体する3、4、7号棟の規模は、3号棟がRC造4階建て延べ約1420u、4号棟がRC造4階建て延べ約1893u、7号棟がCB造2階建て延べ約994u。
 同団地の敷地面積は9190uで、このうち約5294・55uを建設用地に使用。用途地域は第一種中層住居専用地域。
 同団地の耐震診断によるIs値はいずれも0・8以上で問題はないが、「道路が狭い」「近隣の住居が近い」「交通量が多く、通学路に危険性がある」など周辺環境に問題を抱えている。また、外壁表層部分に経年劣化に伴う剥離・落下の危険性があるほか、東日本大震災で既存住棟と増築部分との接続部分のエキスパンションジョイントが破損するなどの被害も出ており、早期の建て替えが求められている。k_times_comをフォローしましょう
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