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北陸工業新聞社
2017/03/04

【福井】9億投入で締切工概成/敦賀港鞠山南地区2期工事/−県−

 福井県は17年度当初予算案で、「敦賀港鞠山南地区2期工事」に7億2610万円を計上するとともに、債務負担行為(18年度)として限度額2億1500万円を設定した。引き続き仮締切護岸および外周護岸の整備を進め、埋立地の締切を概ね完了させる方針だ。
 敦賀港の機能を拡充するため、鞠山南地区多目的国際ターミナルにおけるふ頭用地を造成するもの。計画によると国直轄で岸壁を310メートル(取付含む)延伸し、背後を県が埋め立て、7・3ヘクタールのふ頭用地を造成する。
 県は既設護岸側を1工区、延伸する岸壁側を2工区とし、15年度から両工区の間に位置する仮締切護岸に加え、外周護岸整備に着手。北陸新幹線の建設発生土を有効活用し、海中への土砂投入を進めている。
 先日の県議会土木警察常任委員会では、「3月末までに全体の約20%となる25万立方メートルの土砂を投入予定で、新年度はさらに13万立方メートルを投入し、埋立地の締切を概ね完了予定」と説明。国直轄の岸壁整備に関しては、引き続き早期の事業採択を強く要望している。

hokuriku