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建通新聞社
2017/03/08

【大阪】庁舎整備基本計画策定支援をプロポでパシコン

和泉市は、現庁舎の現状や課題などを整理し、新庁舎の整備方針、整備計画などをまとめる「和泉市新庁舎整備基本計画」を策定するため公募型プロポーザルを実施した結果、パシフィックコンサルタンツ大阪本社を優先交渉権者に決めた。
 プロポーザルには、この他にHTAデザイン事務所も参加。提案内容について大きな評価の差はなかったが、他市での関連業務の同種業務実績があり、経験と専門性を備えた担当者の複数配置による充実した体制により、確実な業務遂行が期待できる点が評価された。
 2017年度当初予算案には、同事業に2億2409万円を盛り込み、このうち2億円は庁舎建設の積立基金。市民ワークショップを開催するなどして市民意見を取り入れながら、新庁舎に必要な機能などを踏まえた整備方針や事業手法などを含めた整備計画などの基本計画を17年度内にまとめる予定。納期は18年1月31日。
 和泉市の市庁舎は、1958年に1号館を建設して以来増築を重ね、現在6棟の建物で構成している。これらの大半が築後40年以上を経過し、老朽化が進んでいる上に耐震性にも課題があるため、庁舎整備特別委員会を設置して市庁舎の耐震性確保に向けた検討を行っている。これまでのところ、現病院建物に仮移転し、3号館を除く全ての庁舎を撤去後、現在地に鉄筋コンクリート造5〜7階建て延べ1万3000平方b程度の新庁舎を建設する基本方針(案)を市の考えとしており、2月議会に図っている。

提供:建通新聞社