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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/03/08

【山梨】心のケア拠点設計プロポは久米JV

 県医務課は、公募型プロポーザル方式で参加者を募った「子どもの心のケアに係る総合拠点(仮称)設計業務委託」(甲府住吉2丁目)の設計審査会を開き、久米設計・竜巳一級建築設計事務所設計JVを最優秀者とした。
 最優秀の理由は@各施設が効果的に連携し、各機能が最大限に発揮される施設配置A各施設の効果的な諸室の配置・諸機能の確保B地域住民が利用可能な通路や緑地などの外部空間、運動場や体育館の整備―などが高く評価できること。さらに、県有地の特性が活かされ、4施設合築のメリットも活かされ、パブリックとプライバシーの関係にも配慮し、自然光・通風が重視されていること。
 設計履行期間は3月から2018年3月まで。18年7月から8月に建設工事入札手続きを行って着工し、19年度秋の完成を目指す。
 総合拠点は、甲府市住吉2丁目の約1万4300uに新設を計画。想定工事費は27億円以内(建築本体、電気設備、機械設備、外構を含む。消費税込み)。
 施設の合計延床面積は6500u程度。@こころの発達総合支援センター(約1650u)A児童心理治療施設(約1650u)B中央児童相談所(約1800u)―を一体的に整備する。特別支援学校(約100u)、体育館(約300u)も併設し、運動場(約800u)、外構、植栽、駐車場、駐輪場、周辺住民の通路も整備する。
 設計プロポーザルは昨年末に告示。2者JV(県内本社1者を含む)を募った。設計委託料の上限は1億717万4000円(消費税含む)。