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日刊建設タイムズ社
2017/03/09

【千葉】水道統廃合で実施設計/香取市水道課/城山第2浄水場更新など/18年度着工、25年度統合を

 香取市建設水道部水道課は、小見川・山田地区の上水道と栗源地区の簡易水道の事業統合に伴い、新年度で城山第2浄水場の施設更新および統廃合の実施設計に着手する。新年度予算に委託費1億3435万2000円を計上した。新年度で実施設計を行い、18年度に工事に着工、18〜22年度の5か年で施設を更新し、25年度を目標に事業統合する方針。本年度は統廃合基本設計業務を実施。基本計画、基本設計とも作成業務は日本水工設計(千葉事務所・千葉市中央区新町18―12)が担当。
 水道の統廃合では、城山第2浄水場を現浄水場で更新するとともに、配水管路や給・配水場、ポンプ場などの統廃合を進める。浄水処理は、利根川、黒部川の河川水を処理し、薬品沈殿、急速ろ過方式に加え、高度処理の導入を検討。処理能力は1万5800立方mを想定する。本年度の基本設計で、浄水場の基本設計を実施するとともに、施設の統廃合に向けた配水管路や配水池など各種施設の基本設計を実施し、概算事業費を算出する。
 小見川・山田地区は、利根川から取水する利根川取水場と清水川、黒部川の合流点から取水する黒部川取水場を水源とする。城山第2浄水場で浄水処理後、場内の配水池から城山高区及び山倉へ配水。また、城山第1浄水場の配水池に送水し、そこから田部増圧ポンプ所及び下飯田増圧ポンプ所で加圧配水するとともに、送水後、同場内の配水池から自然流下で田部、府馬、五郷内、城山低区に配水している。計画給水人口は3万24人(14年度)、計画1日最大給水量は1万2415立方m(同)。
 また栗源地区の簡易水道事業は、深井戸5井による地下水を水源として、中央浄水場と大畑浄水場の2か所の浄水場で浄水処理後、中央配水区域と大畑配水区域に配水している。計画給水人口は3426人(14年度)、1日最大給水量は872立方m(同)。
 城山浄水場の現処理方式は凝集沈でん・急速ろ過方式で施設能力1万5200立方m。栗源地区の中央浄水場は処理方式が急速ろ過方式で施設能力600立方m。
 なお、同市の新年度の業務予定量は給水戸数が2万2052戸、年間総給水量が678万6490立方m、1日平均配水量が1万8593立方m。主な建設改良事業は管路整備事業4億5210万2000円、施設改良事業2億6761万6000円、水道統廃合事業5億2144万5000円。統廃合事業では実施設計のほか、施設及び配水管布設工事に3億7796万8000円を予算措置した。k_times_comをフォローしましょう
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