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北陸工業新聞社
2017/03/09

【石川】リスクへの対応など学ぶ/開設者・管理建築士研修会開く/石川県建築士事務所協会ら

 石川県建築士事務所協会および日本建築士事務所協会連合会は8日、建築士法第27条の2第7項に基づく「開設者・管理建築士のための建築士事務所の管理研修会」を金沢市鞍月の石川県地場産業振興センターで開き、参加した開設者および管理建築士約100人は建築士事務所のリスクやその対応などについて理解を深めた。
 研修会では冒頭、石川県建築士事務所協会の西川英治会長が「建築士事務所にリスクが発生した場合に一番大きな責任を負うのは開設者と管理建築士だ。きょうの講習は午後の部はほとんどがリスクに関する講義となるが、それは建築に関する紛争が増えている上に解決までに時間がかかっているケースが多いためだ。開設者と管理建築士はできる限りそうした揉め事をなくしていくと同時に、リスクがあることを認識しなければならない」などとあいさつした。
 この後講義に移り、同協会相談役の桜井紘一氏が基礎編の建築士・建築事務所の倫理と責務、建築士事務所の運営管理などについて、専務理事の若崎淨人氏が実務編となるニーズの変化と持続経営のための対応、石川県土木部建築住宅課課長補佐の表俊博氏と日事連サービス担当者が建築士事務所のリスクとして懲戒・監督処分や賠償責任保険の事故、係争・判例などの各事例、西川会長が人材不足と雇用管理改善をテーマに若手教育や職場環境等についてそれぞれテキストに沿って解説。最後に受講者には受講証明書が配布された。

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