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建設経済新聞社
2017/03/13

【京都】京都駅八条口前ホテル計画 東西2棟、延3万1500uの新築構想 南区

 鰹シ原興産(代表取締役松原基浩氏、京都市伏見区竹田中川原町366)は、南区に「(仮称)京都駅八条口前ホテル計画」を構想している。
 計画によると、烏丸通、室町通、針小路に囲まれた京都市南区東九条上殿田町42他の敷地約5950u(現キョーイチ京都駅前店(パチンコ店)、立体駐車場など)を対象に、ホテル2棟(東棟・西棟)を新築するもの。
 全体の施設規模は東棟9階建・西棟10階建(高さ約35m(塔屋・修景用の屋根を含む))、延約3万1500u(建築面積約4100u)。内訳は▽ホテル=約2万9800u▽店舗=約1100u▽駐車場=約600u−。
 東棟(敷地約3150u)の施設規模は9階建、延約1万7500u(建築面積約2400u)。内訳は▽ホテル=約1万6500u▽店舗=約500u▽駐車場=約500u−。1階に店舗、2〜9階に客室などを収容。敷地内には駐車場11台、バイク6台、駐車スペース、設備スペースなどを配置する。
 西棟(敷地約2800u)の施設規模は10階建、延約1万4000u(建築面積約1700u)。内訳は▽ホテル=約1万3300u▽店舗=約600u▽駐車場=約100u−。1階に店舗、レストラン、2〜10階に客室などを収容。敷地内には駐車場8台などを配置する。
 幹線道路である烏丸通に面する東棟は、調和のとれた街並みの創造に寄与するため、外壁位置および建物高さに配慮。生活道路である室町通に面する西棟は、周辺の街並みへの影響を軽減するため、道路からの離隔距離を確保する。両棟とも京都の玄関口にふさわしい形態、意匠、配置等を総合的に計画し、統一感あるものとする。
 計画地に隣接する南側の針小路および西側の室町通は生活道路かつ交通量の多い道路であるため、駐車場の出入口は周辺交通に影響が少ないと思われる烏丸通および北側道路側のみとする。針小路および室町通側の敷地内に周辺住民等が通行可能な歩道状の通路を設け、安全に配慮。京都市有数のターミナル駅である京都駅前に大規模ホテルを計画することにより、「京都観光振興計画2020」に寄与できるとしている。
 現地ではマティック(奈良市・0742−53−4010)の施工により既設解体への作業に着手。完了は12月末頃の見通し。
 コンサルは東急設計コンサルタント大阪支店(大阪市北区・06−6292−1600)。

 同計画の2棟には、西日本旅客鉄道梶iJR西日本)のグループ企業である、潟Wェイアール西日本ホテル開発(代表取締役社長中村仁氏、京都市下京区烏丸通塩小路下ル)および潟Wェイアール西日本デイリーサービスネット(代表取締役社長柴田信氏、兵庫県尼崎市潮江1丁目2−12JR尼崎駅北NKビル)が、2ブランドで計約900室の新規ホテルを31年春頃に開業する予定。
 東棟はジェイアール西日本ホテル開発が運営するハイクラス宿泊特化型ホテル(新規ブランド名(未定))。客室数は約430室。
 西棟はジェイアール西日本デイリーサービスネットの100%出資子会社の鰍iR西日本ヴィアインが運営する宿泊特化型ホテル「ヴィアイン」。客室数は約470室。