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建通新聞社四国
2017/03/17

【徳島】徳島市の国府道の駅 17年度は実施設計等

徳島市は、「地域振興施設・国府道の駅整備事業」について、2017年度当初予算案に事業費2億7461万円を提案しており、17年度は用地取得、実施設計などを進める方針。順調なら18年度に造成の着手を見込んでいる。
 施設基本設計は宮建築設計(徳島市)が担当。本年度はこの基本設計の見直しが進められており、まだ内容は確定していないが、3月市議会定例会を前に開かれた事前委員会(まちづくり特別、産業交通)では、国施行のトイレ部分も含め鉄骨造平屋約2300平方bの建物規模や主な機能などが示されている。
 市内中心部への中継点として、国府町延命地区の徳島南環状線沿いの敷地面積1万5800平方bに道の駅を整備し、観光客の誘致拡大や地域経済の活性化を図る。計画では、国土交通省が整備するトイレ棟(道路利用者向け24時間対応)と市が整備する観光情報等発信施設、地場食材を使用した飲食施設および軽飲食施設、農産物直売所、産業振興ギャラリー、避難施設・防災倉庫を整備する。農産物加工施設は今後設置者と協議の上整備を図る他、レンタサイクルの営業も検討することにしている。なお、建物の規模については、市議会の委員会でも特に飲食施設の縮小や席数などに異論があり、今後変更する可能性もある。現時点で総事業費は19億3000万円となっている。
 所管は観光課。順調なら17年度は実施設計と用地取得作業を並行して進め、18年度の造成着手と指定管理者の選定を目指す。その後19〜20年度で建築工事と外構工事を進め、21年度の施設オープンを見込んでいる。

提供:建通新聞社