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建設経済新聞社
2017/03/17

【京都】精華のセンターゾーンに ホテルの誘致を検討

 精華町のセンターゾーンにホテルの誘致が検討されていることがわかった。
 ここ数年、企業等の研究開発拠点や工場の立地が相次ぐけいはんな学研都市のなかでも大企業の進出が続く精華町域。宿泊施設は、けいはんなプラザホテル(精華町光台1丁目7)の68室しかなく、隣接する木津川市も含め大型の宿泊施設がない状況。国際会議などでは奈良県に宿泊するケースもあるという。
 そうしたことから、精華町のセンターゾーンにホテルを誘致する計画が浮上した。
 民間都市開発推進機構(MINTO機構)が管理するけいはんなプラザ北側の大型街区(現在は約500台収容の駐車場として使用)とその東側の都市再生機構(UR)が管理する大型街区(精華町光台1丁目5−1の2万1437・93u)などがセンターゾーンに位置づけられている。
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 学研都市での大型街区の土地活用を巡っては、進出希望企業に対し分譲可能な用地が不足している状況を踏まえ、京都府が京田辺市多々羅西平川原39−17他25筆の約60fの大規模所有地の活用を検討している。
 対象地は日本生命保険相互会社が府へ寄付した土地で現況は山林(丘陵地帯)。府が土地を提供し、民間が資金及び能力を提供する民間活力の導入で開発する考え。
 府は関連業務として民間活力活用型クラスター開発検討調査をオオバで進めている。
 3月15日に北陸新幹線の京都・新大阪間が京田辺市を経由する南回りルートに正式決定し、中間駅がJR片町線(学研都市線)の松井山手駅付近に設置されることになった。こうした状況も踏まえ、府は今後、6月末までに調査結果をとりまとめる方針。