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日本工業経済新聞社(埼玉)
2017/03/21

【埼玉】東保証埼玉が2月の動向まとめ

 東日本建設業保証埼玉支店は2月期の前払金保証からみた県内公共工事の動きをまとめた。件数は420件で前年同月比31・7%の大幅増となっている。請負金額は156億9700万円で同20・7%増。同支店では、大幅増の主要因として「県土整備部の件数増」を挙げる。15年度の121件に対して16年度は174件となっており、全体の数字を引き上げている。
 昨年8月の台風9号による豪雨の影響で秋に災害査定が終わり、その後の復旧工事発注などで、西部地区の県土整備事務で1月入札、2月契約案件が多かったことなどが考えられる。
 174件の大半は17年度に繰り越されるとみられ、結果として17年度第1四半期に稼動する現場数の増加、施工時期の平準化につながる。
 このほか東保証のまとめによると、発注者別の件数と請負金額増減率は、国が17件で208・6%増、独立行政法人などが8件で87・0%減、県が226件で21・2%増、市町村が145件で15・3%増となっている。
 また発注者別の4〜2月累計請負金額は、国が同26・2%減の238億6800万円、独立行政法人が同13・2%減の389億3700万円、県が19・0%増の1202億1500万円、市町村が16・0%減の1602億5900万円となっている。