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北陸工業新聞社
2017/03/18

【新潟】現場管理でICT技術活用/北陸港湾・空港活性化検討会/新潟

 北陸地方整備局港湾空港部と一般社団法人日本埋立浚渫協会北陸支部は15日、「北陸の港湾・空港の活性化に向けた検討会」を開き、新たに生産性向上を目的とした現場管理業務へのICT技術の活用に向けて、共同で検討していくことなどを確認した。
 冒頭、吉永宙司港湾空港部長が「国土交通省港湾局では建設現場での生産性を向上させ、労働環境の改善等につなげていくことを目的に『港湾におけるICT導入』を進めており、平成29年度は3次元データを活用した浚渫工の試行工事を実施する。趣旨をご理解いただき、業界全体として前に進めて行うべく協力をお願いしたい」とあいさつ。続いて、奥村雄二支部長が「活性化検討会での取り組みは、全国的に見てもかなり先進的なもの。これまでの活動も十分評価に値する有意義な内容であるが、これに満足することなく、より高いレベルを求めていくことが大切だ」と呼びかけた。
 検討会では、16年度評価を踏まえた17年度の取組みで意見を交わし、若手技術者の確保・育成、契約手続きの効率化について、現場見学会や意見交換会、講習会・発表会等の取り組みに工夫を加え、継続開催していくこととした。また、15年度から作成を進めてきた、女性視点で建設業界の魅力をまとめたPR資料「男たちの汗の結晶」を、学生や市民などを対象とした担い手の確保の取り組みに活用していくことを報告。そのほか、工事書類の簡素化や工事安全対策、総合評価落札方式、港湾におけるi−Construction(アイ・コンストラクション)を紹介した。

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