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建通新聞社
2017/03/28

【大阪】播磨臨海地域道路 計画段階評価へ

播磨臨海地域道路の第二神明〜広畑間が国土交通省近畿地方整備局による計画段階評価に入った。3月24日に社会資本整備審議会道路分科会近畿地方小委員会の第19回会合が行われ、今後の検討の流れや政策目標の設定、意見聴取の方法を審議。4月以降順次、沿道自治体や業界団体、地域住民へのヒアリングを進め、概略ルートや構造など道路計画を固めていくことになる。
 道路計画については次回以降の小委員会で、複数のルート案を比較・検討し、最終的に対応方針案(概略ルート、構造など)を決定する。
 播磨臨海地域道路は、兵庫県南西部の姫路市、高砂市、加古川市、明石市、播磨町、稲美町、太子町の4市3町にまたがり新設する計画。神戸と明石市境の第二神明道路付近〜太子竜野バイパス(BP)付近の全長約50`を結ぶ。このうち第二神明〜広畑間の約35`が、当面、都市計画と環境アセスメントを進める区間(計画段階評価)として設定された。
 委員らからは「沿道地域を支える視点をもう少し入れてほしい」「観光や物流面からも早期整備が求められる」といった意見が出された。
 国土交通省近畿地方整備局の池田豊人局長は、「以前から要望が強かった道路。ようやく都市計画決定に向けてスタートが切れた。早期事業化を目指したい」と話した。並行する現国道2号BPなどの混雑解消を図り、地域住民の生活利便性の向上につなげる。

提供:建通新聞社