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建通新聞社
2017/03/29

【大阪】大阪城東部地区MR 商業施設など提案

大阪市が実施した「大阪城東部地区」の有効活用に向けたマーケット・リサーチ(市場調査)で、商業施設やファミリーマンション、大規模アリーナの整備など計15件の提案が寄せられた。市は今後、提案内容を基に活用方法の具体化を進める。
 大阪城東部地区は、JR環状線の森ノ宮駅〜大阪城公園駅の東側一帯の約40f。地区内には市の清掃工場跡地や移転用地、UR森之宮団地、府有地、JR森ノ宮電車区、市営地下鉄の検車場などがあり、大規模な未利用地が存在している。
 今回、アイデアを募集したのは、もと焼却工場建て替え計画用地の「区画1」と、もと森之宮工場(ごみ焼却工場)、交通局検車場で構成する「区画2」。
 区画1を単独で利活用する提案としては▽観光客向けの展示や体験ブースを設けた生活雑貨などを扱う商業施設▽ファミリーマンション▽大学関連のスポーツ施設―などが挙がった。一方、区画1と2を一体的に利活用する提案では▽大規模アリーナ▽高齢者対応などの機能を備えた医療施設▽大学のサテライトキャンパス―などの案が寄せられた。
 区画1はおおむね3年後からの活用を想定している。敷地面積は約2万6300平方b。用途地域は準工業地域(建ぺい率60%、容積率200%)。地下埋設物があるほか、土壌汚染対策法の基準を満たさない区画がある。
 区画2は、おおむね10年後からの活用を想定。もと森之宮工場の敷地面積は約1万2200平方b。地上物件があり、土壌汚染対策法の基準を満たさない区画が確認されている。交通局検車場の敷地面積は約7万平方b。稼働中の建物が現存している。用途地域はいずれも準工業地域(建ぺい率60%、容積率200%)となっている。

提供:建通新聞社