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福島建設工業新聞社
2017/03/30

【福島】ICT活用/手上げ方式、1000立方b以上で

 県土木部は、29年度からのICT活用モデル工事の実施に向けて、実施要領を策定した。対象工種@河川土工、海岸土工、砂防土工=掘削工、盛土工、法面整形工A道路土工=掘削工、路体盛土工、路床盛土工、法面整形工│で土工を含む一般土木工事で、国土交通省の実施方針と同じ土工量1000立方b以上のものを目安として、発注者が選定する。関連する積算基準も整備した(29日付既報)。
 原則@3次元起工測量A3次元設計データ作成BICT建機による施工C3次元出来形管理等の施工管理D3次元データの納品│の全プロセスでICTを全面活用する。
 国土交通省の施工者希望U型=手上げ方式=に準じた運用とする。
 発注者が、工事の規模等を勘案して実施案件を選定。ICT活用工事の対象工事であることを明示して発注手続きをし、契約後に請負者の提案、協議によってICT活用の採否を決定する。
 3次元起工測量経費、3次元設計データ作成経費を見込んだ工事費を積算、いったん契約変更(内容変更)し、実際の数量、データができた段階で改めて契約変更、施工に入る。
 工事成績(施工管理関係内)での加点評価の対象となる。必要経費は、ICT活用工事としての積算に落札率を掛けた額で変更計上する。
 適用は4月1日から。生産性の向上が認められる工事など、発注者が判断して今後、対象を選定するため、29年度の実施件数などは固まっていない。