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北陸工業新聞社
2017/04/06

【新潟】トンネル予備設計に着手/今年度の大町ダム再編事業/整備局千曲川

 北陸地方整備局千曲川河川事務所は、大町ダム再編事業について、17年度は約2億400万円を投じ、施設検討および環境調査などを実施する。
 このうち施設検討業務では、安定的に治水・利水機能を発揮するための土砂搬出用トンネル約7キロの新設に係る予備設計などを行う。現在、発注時期や発注方法について検討を進めており、下半期以降にスケジュールを示したいとしている。このほか、環境調査では魚類や底生動物について調査などを実施する。
 長野県大町市にある既設ダムを活用し洪水調節機能を確保するもの。既存発電ダム(高瀬ダム、七倉ダム)の発電容量と既設多目的ダム(大町ダム)の水道容量の一部を洪水調節容量に振り替え、犀川、千曲川、信濃川の洪水軽減を目的として治水対策を推進する。容量は計1267万立方メートルを想定。併せて、土砂搬出用トンネル約7キロとベルトコンベアの設置約14キロなども行う。総事業費には約225億円を想定している。
 所管課によると、着工時期、完成時期ともに未定としている。

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