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北海道建設新聞社
2017/04/07

【北海道】十勝農協連が中期計画で新ビル検討−競馬場はスタンド改修 

 十勝農業協同組合連合会(帯広市西3条南7丁目14、山本勝博会長)は、今後5年間の事業方針をまとめた第8次中期計画で、新農協連ビルの建設検討と帯広競馬場スタンドの耐震改修を盛り込んだ。2017年度は、新農協連ビルについての動きは特にない模様。帯広競馬場は設計に取り掛かり、18年度以降の着工に備える考え。
 同会とJAネットワーク十勝がまとめた「十勝農業ビジョン2021」では、21年度農業生産額の目標を3500億円に設定。基本姿勢として、農畜産物の安定供給に努め十勝広域ブランドを確立すること、経営管理や生産管理の高度化を進め農業所得の向上を図ることを掲げた。中期計画では、ビジョンを実現させるための事業推進事項を定めた。計画期間は17―21年度の5年間。
 同会は6日、帯広市内で臨時総会を開き、ビジョンと中期計画の承認を受けた。
 計画を見ると、総務部施設課は所有する資産の維持管理と有効活用を重点事業課題に挙げた。農協連ビルは、維持管理に重点を置いた効率運用に努めるとともに新ビル建設の検討を進める。
 現ビルは1969年7月、同会所在地に竣工。RC造、地下1地上5階塔屋、延べ5454m²で、同会のほか、ホクレン農業協同組合連合会帯広支所や北海道農業公社十勝支所などが入居している。
 帯広競馬場スタンドは耐震改修を進める。帯広市西13条南9丁目にある同施設は74年に建設し、市に賃借している。規模はRC一部S造、3階、延べ8941m²。15年度に実施した耐震診断で耐震の必要性を確認した。改正耐震改修促進法で耐震診断が義務付けられている大規模建築物に当たるため、15年末までに市に状況報告は済ませている。