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建通新聞社四国
2017/04/07

【高知】四国地整が発注見通し 高知県のWTO案件は10件

 四国地方整備局は1日、同日以降に公告・公示予定の発注見通しを明らかにした。高知県の出先事務所から発注する工事は131件で、他に四国山地砂防事務所の高知県内施工分9件、吉野川ダム統合管理事務所の高知県内施工分2件、営繕部の高知県内施工分6件。このうちWTO案件として、日下川新規放水路工事、五台山トンネル工事、高知港三里地区防波堤(東第一)築造工事など10件、本官契約案件として6件の発注を予定している。
 WTO案件では、高知河川国道事務所が平成29−32年度日下川新規放水路工事を第4四半期に入札する。発注規模は50億円以上。2014年8月の台風による大雨で日下川流域が浸水被害を受けたことから、日高村下分の日下川からいの町大内の仁淀川まで放水路トンネルを建設する。
 土佐国道事務所は8件のWTO案件を発注。このうち20年度開通を目指し工事を進めている高知南国道路の高知ジャンクション(JCT)〜高知南インターチェンジ(IC)では、平成29−31年度五台山トンネル工事を30億円以上50億円未満の規模で第3四半期に入札する。延長は700b。平成29−30年度国分川橋上部工事は20億円以上の規模、平成29ー31年度舟入川橋上部工事が10億円以上20億円未満の規模でそれぞれ第3四半期。平成29−31年度葛島第1高架橋上部工事と同第2高架橋上部工事は、7億4000万円以上10億円未満の規模でそれぞれ第4四半期に入札する。
 この他、平成29−32年度天神ヶ谷川水圧函路工事は7億4000万円以上15億円未満、越知道路の平成29−31年度立花大橋上部工事は7億4000万円以上10億円未満の規模でそれぞれ第2四半期、20年度の開通を目指す高知西バイパスの平成29−30年度波川高架橋上部工事は7億4000万円以上10億円未満の規模で第4四半期に入札する。
 高知港湾・空港整備事務所では、高知港三里地区防波堤(東第一)築造工事を15億円以上30億円未満の規模で、第2四半期に入札する。ケーソン3函を据え付け、防波堤を約70b延伸させる。
 本官契約の対象工事は、土佐国道事務所発注で平成29−30年度新横倉橋下部工事、平成29−30年度立花大橋下部工事を第2四半期、平成29−30年度高知南IC Dランプ橋上部工事を第3四半期、高知港湾・空港整備事務所発注で須崎港湾口地区防波堤築造工事、宿毛湾港池島地区(U)築造工事を第2四半期、四国山地砂防事務所発注で平成29−31年度境谷堰堤工事を第3四半期にそれぞれ入札する。
 事務所別の工事件数は、高知河川国道事務所7件、中村河川国道事務所34件、土佐国道事務所58件、中筋川総合開発工事事務所14件、大渡ダム管理所4件、高知港湾・空港整備事務所14件

提供:建通新聞社