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建設新聞社(長崎)
2017/04/11

【長崎】県が「卸売市場整備計画」策定

花市場移転など 新築1・増改築9
   統合や閉鎖型施設整備も

 県は、統合新設や移転新築、施設整備などを盛り込んだ「卸売市場整備計画」を策定した。諫早の二つの青果市場が統合する見通しで、諫早花市場は移転新築の予定。他の市場では、売場施設や貯蔵・保管施設などの整備が計画されている。その結果、全体の施設整備数は新築1カ所、増改築9カ所となる見通しだ。目標年度は2020年度。
 これまでに、青果や水産業の代表者で組織する県卸売市場審議会が「卸売市場整備計画案」を議題に協議し了承。その後、中村知事に答申され、第10次計画の内容が正式に決まった。全体では新築1カ所(花き市場)のほか、増改築9カ所(総合市場青果・水産1、青果市場3、花き市場1、水産市場3、食肉市場1)が見込まれる。
 個別に見ると、諫早市内にある二つの青果地方卸売市場(諫早青果地方卸売市場・地方卸売市場諫早大同青果梶jは統合して整備拡充するともに、同市の花き地方卸売市場は移転新築し機能充実を図る方針だ。
 長崎魚市場に関しては、水産庁が策定した高度衛生管理基本計画に基づき、閉鎖型の施設等を整備。松浦魚市場については、松浦市が策定した再整備実施計画に基づき、長崎魚市場と同様に閉鎖型の施設等を整備。なお佐世保市地方卸売市場水産市場においては、一部閉鎖型の施設となる予定だ。
 また、平戸魚市樺n方卸売市場では、水産物の鮮度保持施設等の整備を計画。ほか、各漁協が使用する荷さばき場については、活魚施設や衛生、貯蔵保管施設など必要な整備が行われることとなっている。
 県内における市場は現在、中央・地方・小規模を合わせて45カ所あるが、統廃合などにより20年度には41カ所になるとの見通しが示された。ksrogo