トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

鹿児島建設新聞
2017/04/11

【鹿児島】熊本防衛支局新奄美駐屯地、本格発注へ/工事規模は30億円以上

 防衛省熊本防衛支局は、奄美大島に新設する駐屯地の建築工事を発注する。18日にも奄美地区と瀬戸内地区の隊庁舎3件に関する一般競争入札の実施要領を公告予定。工事規模は30億円以上、工期は20カ月を見込む。2017年度予算には約396億円を計上し、施設整備を本格化させる。
 建物規模をみると、奄美地区の隊庁舎AはRC造4階建約9200u。隊庁舎B等はRC造4階建約6700uのほか、3棟を整備。瀬戸内地区の隊庁舎等はRC造2階建約5700uのほか、2棟を建設する。
 5月公告分は、奄美地区の宿舎その1(RC造6階建約4300u)の1件で、工事規模は20億円以上30億円未満。6月には、医務室(RC造平屋建て約480u)ほか3棟、整備場B等(RC造平屋建て約770u)ほか8棟、宿舎その2(RC造3階建約2000u)がある。
 瀬戸内地区では、厚生施設等(RC造平屋建て約620uほか1棟)、警衛所等(RC造平屋建て約200uほか1棟)、整備場B等(RC造平屋建て約870uほか2棟)、宿舎(RC造5階建約2900u)を予定し、工事規模は3億円以上7億円未満。整備場D(RC造平屋建て約340u)は1億円以上3億円未満となっている。
 奄美大島での陸上自衛隊による島嶼(とうしょ)防衛の初動体制強化のため、施設を整備。奄美地区(敷地面積約30ha)の規模は約350人。普通科を中心とする警備任務部隊を配備し、中距離地対空誘導弾(中SAM)を運用する。瀬戸内地区(敷地面積約28ha)は普通科等で構成し、規模は約200人。
 予算の内訳は、奄美地区に約267億8100万円、瀬戸内地区には約128億9400万円を配分する。

鹿児島建設新聞space鹿児島建設新聞FACEBOOK