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建通新聞社
2017/04/13

【大阪】民活の佐竹台住宅 参加者ゼロで再公告へ

大阪府は、民間活力の導入により整備を予定する府営吹田佐竹台住宅(5丁目)の建設事業で、総合評価の一般競争入札を行った結果、応募者がなかったことを明らかにした。今後、入札参加資格やスケジュールなどを見直し、再公告する予定だ。当初は5月の議会承認案件とする予定だったが、少なくとも半年ほどスケジュールがずれ込む見通しとなった。
 同事業では、当初の予定通り、民間事業者が設計・建設して府に所有権を移転する「BT方式」を導入する。再公告の時期について、府の担当者は「現在検討中だが、5月の連休明けには何らかの方針を示したい」と話す。
 入札は2016年12月13日に公告。3月8日まで入札書などを受け付けていた。入札へは、複数の企業で構成するグループで参加し、応募要件に関しては、設計・建設・工事監理などについてそれぞれ設定。当初の供用予定は19年度だった。
 新設する府営住宅の戸数は70戸を想定。住戸タイプの内訳は、1DKが4戸、2DKが36戸、3DKが26戸、4DKが2戸、MAIハウス2DKと同3DKが各1戸。敷地面積は約2・75f。用途地域は第1種中高層住居専用地域(建ぺい率50%、容積率150%)。場所は吹田市佐竹台5丁目。