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建設経済新聞社
2017/04/14

【京都】下海印寺下内田区画整理事業 パートナー選定で数社が打診 済生会京都府病院も移転検討

 長岡京市下海印寺下内田地区土地区画整理事業準備組合は、区画整理の具体化に向け事業計画を作成するため、事業パートナーとなる民間事業者を選定する準備を進めている。
 準備組合に対し、商業系や医療系など5〜6社が事業パートナーとして参画を打診している模様。移転建替えを構想している済生会京都府病院(長岡京市今里)は、下海印寺下内田区画整理事業地内を有力な移転候補地として検討しており、一定の協議が整えば準備組合に対し申し出を行うとみられる。なお社会福祉法人恩賜財団済生会は将来の建替えに向けた建設積立金に京都府病院などを盛り込んでいる。
 区画整理の予定地は京都第二外環状道路(京都縦貫自動車道)の側道と府道大山崎大枝線の交差点の北側で面積は約1・7f。現況は大半が農地。対象地区の南側にはスーパーマーケットの万代長岡京店、東側にコンビニのローソン長岡京インター店がある。
 下海印寺下内田地区では、22年度からまちづくりに関する勉強会を重ね、25年3月には地権者による組合設立の世話人会が発足。意向調査やアンケートなどを通じて区画整理によるまちづくりの機運が高まり、28年4月には地権者22人による準備組合が設立された。
 下海印寺下内田地区の区画整理を巡っては、近畿地方整備局の29年度予算に街路交通調査費補助(土地区画整理事業調査)で長岡京市の下海印寺下内田地区の720万円(うち国費240万円)が新規計上された。