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建通新聞社(東京)
2017/04/17

【東京】都 多摩障害者スポセン改修に着手

 東京都オリンピック・パラリンピック準備局は、多摩障害者スポーツセンターの改修工事に着手する。老朽化した施設への対応として、外壁や屋上防水などとともに内部を改修してレイアウトを変更。併せて電気や空調設備を更新して省エネ化する。建築工事の一般競争を11月上旬に公告し、続いて電気、給排水衛生、空調の設備3件の入札手続きを2018年2月に開始。19年5月に完成させ、同年中に開くオリンピック・パラリンピックのプレイベントで利用する。
 多摩障害者スポーツセンター(国立市富士見台2ノ1ノ1)には、鉄筋コンクリート造2階建て延べ4997平方bの本館棟と、同造地下1階地上2階建て延べ1393平方bの宿泊棟がある。本館に体育館やプール(25b×5コース)、トレーニング室、食堂、集会室などを、宿泊棟に卓球室や浴室、宿泊施設などを配置している。
 本館は1984年の完成、宿泊棟は93年の完成で、いずれも建物や設備の老朽化、経年劣化が進行している。多摩地域の障害者スポーツ振興の拠点として、今後も施設を安全に長期にわたって使用できるよう内外部を改修する。
 家族更衣室の増設やトイレの様式変更、宿泊棟のレイアウト変更などを行うとともに、外壁や屋上防水、内装などを改修する。電気や空調設備も更新して省エネ化する。併せて駐車スペースの拡張や、多目的スペースの整備なども行う。プールや外構についても改修する。
 設計業務は土屋建築研究所(新宿区)が担当している。

提供:建通新聞社