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北海道建設新聞社
2017/04/18

【東京】東京消防庁 三鷹・赤羽・調布の3署改築に着工

 東京消防庁は三鷹、赤羽、調布の3消防署の改築工事に着手する。既存庁舎の老朽化や狭隘(きょうあい)化に対応するため、近接地に移転または現在地で建て替える。建築工事については三鷹署と赤羽署の一般競争入札をいずれも6月、調布署を11月に公告する。分離する電気や給排水衛生、空調、エレベーター設備についても順次、希望型指名競争入札の手続きを開始する。
 三鷹消防署(三鷹市新川6ノ28ノ14)は、既存建物が老朽化し、手狭になっているため、近隣にある三鷹市有地(下連雀9ノ2、敷地1879平方b)に移転新築する。新庁舎の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ2640平方b。地階に体育室や防災教室、資機材室などを、地上1階に車庫や倉庫、受付などを配置。2階に事務室、3階に仮眠室や食堂などを設ける。
 2019年9月までの3カ年で新庁舎を建設し、完成後に既存建物を解体。現在の敷地を更地にして三鷹市に返却する。設計は丸川建築設計事務所(文京区)が担当した。
 赤羽消防署(北区赤羽南1ノ10ノ2)の既存庁舎は鉄骨鉄筋コンクリート造9階建て延べ3205平方bの規模で、1〜2階に消防署、3〜9階に単身者寮を配置している。建物や設備が老朽化し、事務スペースが狭いため建て替える。
 敷地面積が限られているため、別地に仮庁舎を建設し、一時的に機能を移した上で新たな庁舎を建設する。新庁舎の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造9階建て延べ5125平方b。1〜4階を消防署、5〜9階を待機宿舎として利用する。エレベーターは消防署用と待機宿舎用を設置する。設計は桂設計(新宿区)の担当。20年1月までの4カ年で施工する。
 調布消防署(調布市下石原1ノ16ノ1)の既存庁舎も老朽化して狭く、増加する業務に対応するのが難しくなっているため建て替える。
 敷地が狭いため、調布市上石原3ノ5にある旧警視庁第七機動隊舎の敷地の一部を仮庁舎の用地として機能を一時移転する。4月に既存庁舎の解体工事を発注して10月までに完了させ、続いて新たな庁舎の建設を始める。
 新庁舎の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ3520平方b。地階に体育訓練室や倉庫、1階をピロティ形式として車庫や資器材庫を配置。地上2〜5階に事務室や仮眠室を整備する。完成予定は19年9月。設計はカトウ建築事務所(中央区)の担当。

提供:建通新聞社