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　西日本保証会社による前払い保証取扱いから見た２０１６年度１カ年間の県内公共工事は、件数、請負金額ともに大幅に増加し、件数が２２７６件、請負金額が１０８６億８０００万円となった。
　請負金額の伸び率は16・１％増、件数は12・７％増。特に下水道事業団、土地開発公社、境港管理組合などその他区分の請負金額が大幅な伸び率を示し、対前年度比70・６％増となった。また、市町村と国の伸び率も堅調だった。
　16年度１ケ年間の各発注者別の件数・請負金額は次の通り。()内は対前年度比伸び率
※総合計=２２７６件(12・７％増)、１０８６億８０００万円(16・１％増)
▽国=２４１件(28・９％増)、３２０億５８００万円(12％増)
▽県=１０４９件(12・３％増)、３５２億８５００万円（12・３％増）
▽市町村=８８９件(10・８％増)、２８４億９１００万円（27・９％増）
▽独立行政法人=16件(５・９％減)、７億６７００万円（27・８％減）
▽その他=81件(２・５％増)、１２０億７７００万円（70・６％増）
　地区別状況では、東部地区が４８２億５９００万円（６・７％増）、八頭地区が93億５３００万円（61・２％増）、中部地区が１８５億３５００万円（36・７％増）、西部地区が２７８億４９００万円（18・４％増）、日野地区46億円８２００万円（14・５％減）と、日野地区が減少したものの総じて増加した。
　工種別で見ると、土木が６９２億８１００万円（17・５％増）、建築２６５億０８００万円（26・７％増）、電気44億５９００万円（14・９％減）、管29億７９００万円（９・８％増）、測量・調査・設計37億４９００万円（20・５％減）、その他17億０２００万円（63・２％増）だった。
　一方、３月期単月の状況は、件数２２７件、請負金額１３１億７３００万円で、件数１０２・７％増と倍増、請負金額は前年度並みであった。
　３月期の主な大型工事では、鳥取西道路大満第６改良工事、中海西工業団地地区湖岸堤整備工事、境港外港竹内南地区岸壁築造その２工事、平成28年度日本海西部地区漁礁据付工事、県住ひばりが丘団地第四期(54-６棟)(建築)、同永江団地第八期(55-１棟)(建築)住戸改善工事、鳥取市立気高中学校屋内運動場耐震補強及び大規模改修建築工事、湯梨浜町立給食センター(建築)・(機械設備)新築工事などがあった。