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建通新聞社四国
2017/04/18

【愛媛】国交省山鳥坂ダム 見の越トンネル着工へ

 国土交通省山鳥坂ダム工事事務所は2017年度、見の越トンネルや上鹿野川第2橋下部工に着工する。山鳥坂ダム建設に向け県道小田河辺大洲線の付け替え整備を進めており、トンネルや橋梁など鋼構造物に着工するのは初めて。またトンネルの準備工となる構台設置も発注される。17年度には工事の他、用地補償やダム本体の概略設計、測量設計などを進める。事業費は27億5700万円。
 見の越トンネルは延長約1900b、幅員8b。設計は国際航業松山営業所(松山市)が担当。発注時期は第4四半期で規模は30億円以上50億円未満。
 上鹿野川第2橋は、現道から新道路へのランプ橋で延長33b、幅員7b。第2四半期に橋台工が発注され、規模は1億円以上2億円未満。工期は7カ月。
 見の越作業構台設置は鋼製桟道橋で第2四半期に発注。規模は1億円以上2億円未満。工期は9カ月。
 ダム本体の概略設計は第2四半期の外注予定。堤高約103b、堤頂長約282bの重力式コンクリートダム。
 付け替え県道は河川右岸側の高地に建設され、全体延長は6・2`。トンネル・橋梁とも幅員は2車線、車道幅員5・5b、全幅員7〜8b。付け替え県道は24年度の整備完了を目指し進められており、区間内には鋼構造物として2トンネル・9橋梁と河川を横断する2橋梁がある。
 ダム本体の着工年次は20年度と想定されており、ダム本体工の着工により県道が封鎖されるため、下流部から中間地点に位置するダム湖横断橋の新入船橋付近までの延長4・2`の付け替え県道は早期の完了が求められる。
 6・2`のうち鋼構造物は、下流側から上鹿野川第1橋(本線、90b)、上鹿野川第2橋(ランプ橋、33b)、見の越トンネル(1900b)、見の越第3橋(57b)、見の越第2橋(62b)、見の越第1橋(89b)、下敷水トンネル(820b)、敷水第1橋(74b)、上敷水川橋(152b)、岩谷第2橋(25b)、岩谷第1橋(94b)。対岸への横断橋として新入船橋(353b)と新岩谷橋(199b)が建設される。
 また上流部での付け替え市道1・4`に上嵯峨谷橋(24b)建設がある。

提供:建通新聞社