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建通新聞社(東京)
2017/04/20

【東京】警視庁 新明石など職員寮4件の新築に着手

 警視庁は職員寮の整備事業で、新明石住宅と亀戸住宅、昭島寮の3件の改築と南大塚寮新築の計4件の工事に着手する。建築工事については、新明石住宅の一般競争入札を11月上旬に公告する他、昭島寮は4月下旬、南大塚寮は5月中旬、亀戸住宅は2018年1月中旬にそれぞれ希望制指名競争入札の手続きを開始する考えだ。
 有家族者待機寮の新明石住宅(東京都中央区明石町14ノ23)は、老朽化していた既存建物2棟の解体跡地に、鉄筋コンクリート造地下1階地上13階建て延べ9877平方bの規模で新築する。1戸当たり60平方bの住宅を約100戸配置し、エレベーターを2基設置する。11月上旬の建築工事の一般競争に続き、電気、空調、給排水衛生の各設備の希望制指名競争入札を18年2月下旬に公表する。エレベーターについては2月下旬に随意契約手続きを始める。工期は20年12月中旬まで。設計はマルタ設計(千代田区)が担当した。
 単身者待機寮である昭島寮は、既存住宅の老朽化や設備の陳腐化への対応として、昭島市宮沢町1ノ4ノ1の敷地約2400平方bに、鉄筋コンクリート造3階建て延べ1569平方bの規模で新たな住宅を建設する。工事は建築、電気、給排水衛生・空調、エレベーターの4件に分離し、いずれも4月下旬に希望制指名競争入札を公表する。工期は18年12月。設計は桂設計(新宿区)の担当。
 南大塚寮は、単身者向けの待機寮として南大塚2ノ9ノ1の敷地876平方bに新築する。規模は鉄骨鉄筋コンクリート造5階建て延べ1739平方b。工事は建築、電気、給排水衛生・空調、エレベーターの4工種で、それぞれ5月中旬に指名競争入札を公表する。18年8月末までに完成させる。設計は共同設計(新宿区)が担当した。
 亀戸住宅(江東区亀戸9ノ3ノ1)は有家族者向けの待機寮で、既存施設(鉄筋コンクリート造5階建て延べ2640平方b)の老朽化や設備の陳腐化に対応するため建て替える。新たな住宅の規模は鉄筋コンクリート造7階建て延べ1918平方b。既存施設の解体工事に伴う希望制指名競争入札を6月下旬に公表し、18年2月下旬までに完了させる。この進展を踏まえ、同年1月下旬に新住宅の建築と電気、給排水衛生・空調の希望制指名競争入札と、エレベーターの随意契約手続きを始める。工期は20年1月。設計は大誠建築設計事務所(中野区)の担当。

提供:建通新聞社