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建通新聞社(岡山)
2017/04/24

【岡山】岡山市 市民会館跡地利用 年内にも検討着手へ

 岡山市は、2022年度に北区表町に新しい市民会館が開館することに伴い、現在の市民会館(北区丸の内2ノ1ノ1)の跡地利用策について、年内をめどに検討会を立ち上げ、具体的な活用方法の検討に入る。現施設の在り方なども含めての検討となる見込みだが、詳細は未定としている。
 同施設は、規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ7091平方b。1714席・車いす席4席の大ホール棟と会議室棟がある。15年度に小笠原設計(大阪市)で進めた耐震診断によって、会議室棟が震度6強から7程度の地震で倒壊または崩壊する危険性が高いとの結果が出ている。市では、耐震改修も検討したが、いずれにしても22年度には市民会館としての機能が停止となるため、工事を見送った。
 また、18年4月から安全確保のため、会議室棟の2〜4階の貸し会議室のうち、耐震度が低い3〜4階の8〜40人収容の5室と110人収容の1室の計6施設の利用を停止する方針を決めている。2階部分の4室(8〜40人収容)とホール棟は利用を継続する。

「提供:建通新聞社」