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北陸工業新聞社
2017/04/22

【福井】リサイクル表彰に加点/近畿整備局総合評価委員会

 近畿地方整備局はこのほど、今年度第1回目となる総合評価委員会を開催した。近畿建設リサイクル表彰に対する加点の追加などについて、承認された。
 企業のリサイクルに対する取り組みに対してのインセンティブを付与するもので、同表彰に対する加点を追加し、「企業の施工能力」および「配置予定技術者の能力」における表彰の加点対象年度を縮小する。
 加点の対象は表彰年月日から1年以内で、会長賞は1点、奨励賞は0・5点。優良工事等施工者表彰、コンクリート構造物品質コンテスト表彰、下請け企業表彰の加点対象年度は、いずれも2年から1年へと縮小する。同様に技術者表彰の対象年度も4年から2年へと縮小し、配点調整として、同種工事の経験の配点を変更する。
 今年度は直轄工事においてWLB(ワーク・ライフ・バランス)関連認定制度を活用した評価の導入も進める。一般土木A等級等で段階的選抜方式を適用する直轄工事での18年度からの全面導入に向け、一次審査時にWLB関連認定制度の認定で加点を行う試行工事を実施する。
 評価基準は、女性活躍推進法に基づく認定等(えるぼし認定企業等)、次世代法に基づく認定(くるみん・プラチナくるみん認定企業)、若者雇用促進法に基づく認定(ユースエール認定企業)のいずれかの認定となっている。
 また、この動きを踏まえ、16年度まで試行実施した若手チャレンジ型と女性活用型を統合し、配置予定技術者に40歳以下もしくは女性を配置の場合に加点を行う試行工事を実施、スリム化を図る。対象工事は概ね2億円以下で、難易度が低い工事。各府県2件程度で実施する。
 業務に関する新たな取り組みでは、「若手チャレンジ型」として管理技術者(40歳以下)、担当技術者(30歳以下)を参加資格要件とする業務を試行する。対象は総合評価落札方式で発注する概ね2000万円以下の設計業務。管内で10件程度の実施を予定している。
 委員会ではその他、16年度総合評価試行工事の実施結果についての報告などが行われた。

hokuriku