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北陸工業新聞社
2017/04/25

【新潟】ダム洪水吐は来年度着工/農政局関川主要工事計画

 北陸農政局関川用水農業水利事業所は、17年度から3カ年の主要工事計画をまとめた。笹ヶ峰ダム洪水吐改修は17年度に実施設計、18年度から2カ年で工事を進める。
 洪水吐改修工事は、老朽化の著しいゲート3門と堰柱・急流水路・導流壁などコンクリート構造物の補修、ゲート巻き上げ機や受変電設備の更新を行う。17年度は詳細調査と実施設計、18年度から2カ年の改修工事(土木、建築、電気通信)を予定している。
 また、17年度から2カ年で資材搬入路を整備。現況道路の大半が幅員4・0メートル未満で、舗装損傷や路肩部の沈下、落石危険個所など事故を誘発する原因が多数みられることから、国営事業で道路改良を進める。整備延長は766メートル(うち擁壁390メートル)。
 笹ヶ峰ダム緊急堆砂対策では、砂・流木による小水力発電所重故障の回避や維持管理費の軽減を図るため、取水ゲート付近の堆砂土砂V=1万2800立方メートルを撤去。堆砂によって4号取水ゲートが完全に埋没し、3号取水ゲートも埋没寸前の状況にあることから、緊急対策として浚渫工事を実施する。施工時期は小水力発電所が未稼働で、ダム貯水位の低下が可能な18年9−11月を想定している。
 このほか、幹線用水路保全対策として中江幹線用水路の補修対策検討に着手。18年度から改修工事を行う予定。

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