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建通新聞社
2017/04/25

【大阪】WTO対象の吹田東高改築 7月までに

大阪府住宅まちづくり部は、WTO対象案件となる吹田東高校校舎棟改築工事の一般競争入札を、早ければ7月までに公告する。電気設備工、機械設備工はいずれも第3四半期に発注する計画。新築規模は約1万平方bで、2017年度の目玉事業となる。
 計画では、既存校舎が鉄骨造でアスベスト含有吹き付け材による耐火被覆を施しており、給排水管設備も劣化しているため、建て替えにより耐震化を図る。
 新校舎の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ1万0802平方b。校舎棟の他、設備棟、渡り廊下、倉庫、自転車置き場などの付属棟を整備する。建築工の工期は21カ月間、設備工はそれぞれ18カ月間を見込む。建設地は吹田市青葉丘南16ノ1。
 建築・設備一括の基本・実施設計は大建設計(大阪市西区)が担当した。
 府では、10年度に同校舎を対象に耐震診断調査を実施。Is値が0・22と低く、建築基準法が求める耐震性能を満たしていないことが判明した。アスベストを全面除去した後でなくては耐震補強ができないことなどから、コスト面を考え、改修ではなく改築を選択した。