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日刊建設工業新聞
2017/04/27

【鳥取】鳥取西道路18年に全線開通へ 県内直轄事業293億円で事業展開

  国交省中国地方整備局は25日、2017年度に実施する県内直轄事業の内容を県土整備部に示した。山陰道鳥取西道路の18年内開通が見えてきたほか、北条道路が新規採択され、測量と地質調査を進める。河川、道路、港湾を合わせた全体事業費は293億円で、前年度(338億円)対比13%減。鳥取西道路の建設がピークを過ぎたことが響いた。
 同部に届いた通知内容では、 地方負担額の根拠となる各事業の工事費や測量設計費、 用地費・補償費などが示されており、 完成予定時期も盛り込んでいる。 
 事業区分では河川関係が31億7700万円、 道路関係が263億5300万円、 港湾関係 (港湾海岸事業を含む) は1億円と境港管理組合関連10億円。 全体の県負担額は60億3800万円となった。 
 斐伊川の葭津地区では、 湖岸提整備に伴う樋門整備が17年度完成に向かうほか、 日野川改修は法勝寺川青木地区の護岸整備を推進する。 皆生海岸は富益工区の人工リーフ改良や、 両三柳工区の養浜と富益地区のサンドリサイクルを実施する。 
 砂防事業11億8900万円は前年比24%増。 天神川砂防は西尾地区に新規着手するほか5カ所、 日野川砂防は堰堤工2カ所を推進する。 
 道路関係では鳥取西道路に210億円。 鳥取西IC−青谷IC17・5`は、 トンネル7カ所と橋梁15カ所すべてに着工済みで18年に全線開通させる。 うち浜村鹿野温泉IC−青谷IC4・7`は今年中の供用予定。 
 また、 新規の北条道路は、 はわいIC−大栄東伯IC間を幅員7・0 (10・5) bで結ぶ13・5`。 途中、 北条と大栄の2カ所にICを設置する。 今年度事業費は1億円で調査設計費に充てる。 
 鳥取自動車道の付加追い越し車線は19億円。 智頭IC付近の智頭用瀬トンネルが最終年度を迎え、 鳥取IC付近の下部工と合わせて促進する。 米子道路の付加車線は日野川東IC−米子南ICの改良工事を継続する。 
 港湾事業は11億円。 境港ふ頭再編改良事業は10億円で、 マイナス10bの岸壁整備に必要な地盤改良工事を推進し19年度末の供用をめざす。 (事業カ所は6面へ続く)