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建通新聞社
2017/05/01

【大阪】大阪府 初の発注者指定ICT工事を試行

大阪府都市整備部は、発注者指定の建設ICT工事を、第2四半期に試行発注する予定だ。府の発注工事では、受注者側からの提案によるICT施工はこれまでにもあったが、発注者指定型は今回が初となる。
 対象工事は「安威川ダム材料採取地整備工事」の1件。唯一、土量1000立方b以上の土工を行う工事であることから試行工事に選んだ。
 工事概要は、土工・法面工・道路整備工一式。場所は茨木市大岩地内。工事規模は13億5000万円〜24億7000万円。工期は36カ月間。2次元(2D)の測量データ、設計図書を3次元化(3D)する費用や、ICT建機の導入経費などを予定価格に盛り込む方針だ。
 府では、試行発注の結果を検証し、2018年度以降の適用拡大を目指す。また、測量・コンサルタント関係については、使用ソフトの互換性などの課題を踏まえて、試行発注を検討していきたいとしている。
 同部の発注工事で、受注者提案型によるICT施工は▽安威川ダム建設工事(施工=大林組・前田建設工業・奥村組・日本国土開発JV)▽箕面北部丘陵地区道路築造工事その2(同=飛島建設)▽国道423号止々呂美吉川線道路改良工事(同=大林組・宮本組JV)―の3件となっている。