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建設新聞社(長崎)
2017/05/02

【長崎】工業高校にi-Construction体験学習

雲仙施工者会
   ドローン測量など最新技術を学ぶ

 雲仙施工者会(代表−葛g川組)が24日、島原工業高等学校建築科(3年生)・建築技術科(2年生)の計72人を対象に、i-Construction体験学習を開催した。後援は、雲仙復興事務所(植野利康所長)。水無川1号砂防えん堤左岸を会場に行われ、生徒らはドローン測量やICT建機試乗体験といった最新の建設技術に目を輝かせていた。ドローン測量見学
 当日の体験学習は、午前と午後の2回に分けて実施。このうち、午後からは2年生39人を対象に行われた。
冒頭、葛g川組の満尾裕也現場代理人が、「今回は、普段の授業ではなかなか体験出来ない最新の測量・建設機械を実際に体験してもらいます。今の建設現場が、どのように進化しているか、そして建設業の魅力を少しでも感じてもらえれば嬉しい」と体験学習の内容を説明。
 続いて、雲仙復興事務所の内田智彦地域防災調整官が、「本日紹介する技術はいずれも、実際の現場で導入されている最新のものばかり。今回の体験学習が、皆さんの進路選択の支援に繋がることを期待します」と生徒らへ呼び掛けた。
 体験学習では、まず高度約30bに設定したUAV(ドローン)測量の見学からスタート。開始前に潟Vョージの平川雄介氏が、「普段の授業で測量等も勉強されていると思いますが、昨年度からはドローンを用いた空撮測量も本格的に導入されています」と述べ、GPS信号による位置情報把握、一定間隔での撮影など、空撮測量の仕組みを説明。約10分間の自動航行を見学した後、風力計測や、周囲の環境調査といったドローン飛行前の注意事項など、生徒らは熱心に聴講していた。VR体験
 その後、各4班に分かれて、@従来測量(TS)とGNSSを用いた測量の作業効率比較体験AICT建機試乗体験(マシンコントロールバックホウ)B3次元設計データの確認と3次元からの土量計算C建設バーチャルリアリティシステム(VR)体験―等、いずれも最新技術を盛り込んだカリキュラム内容を、各班約40分のローテーション形式で回した。
 体験学習に参加した生徒からは、「ドローンやVRシステムなど、テレビでしか見たことない機器ばかりで、今回実際に見ることが出来て良かった」、「建設現場がここまでハイテク化しているなんて思わなかった」といった声が挙がっていた。
 島原工業高校の田中博二進路指導主事は、「このような見学会の場を設けて頂けるのは非常にありがたい。生徒たちにとって、将来に繋がる貴重な体験になったことと思います」と協力企業へ感謝の意を述べていた。
 また当日は、昨年まで島原工業高校建築科の生徒で、今年4月に葛g川組建築部へ入社した菅魁成氏も参加。後輩のようすを見守りながら菅氏は、「かたちに残る仕事という点が、この業界の大きな魅力だと思います。将来、自分が建てた構造物が地図に載ったら嬉しいでしょうね。1人でも多くの学生にこの魅力が伝わればと思います」と後輩らへメッセージを送った。ドローンで記念撮影
 今回の体験学習に協力した企業は次の通り(順不同)。
 ▽葛g川組/且對建設/鰹繿黶^潟Eヱノ/鳥田組梶^青木あすなろ建設梶^虚嵩c建設/潟Vョージ/福井コンピュータ梶^コマツレンタル






ksrogo