トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2017/05/08

【富山】件数、請負金額とも増加/4月の前払金保証取扱高/東日本保証富山

 東日本建設業保証富山支店は2日、4月の発注者別前払金保証取扱高をまとめた。
 それによると、件数は266件で前年度比7・7%増、請負金額が131億600万円で同6・3%増、保証金額が50億6500万円で同1・2%減となった。
 4月単月の請負金額は、直近3ヵ年で最も高い数値。10ヵ年の推移では、件数が上から3番目、請負金額が上から4番目となったが、請負金額で3番目の09年度は203億円であり、依然大きな開きがある状況だ。
 発注者別の動向を見ると、国は件数、請負金額ともにアップ。北陸地方整備局富山河川国道事務所で、件数が昨年同期の8件から17件に増え、1〜2億円未満の工事が大幅に増加したことが主な要因。
 独立行政法人等は件数、請負金額どちらも大きく増えた。ネクスコ東日本で昨年同期の0件が2件に増加し、請負金額で4・2億円増えたことが押し上げた格好。
 県は件数、請負金額いずれも減少した。昨年度に発注された、県立中央病院や県議会議事堂耐震改修といった大型工事の反動減が響いた。
 市町村は件数、請負金額ともに増加。請負金額の増加は、射水市で小杉南中や歌の森小大規模改造の保証があり、7億円の増。砺波市では、新砺波体育センターの保証で5億円増えた。富山市は、八田橋(上流側)架替工事の継続分の保証などで、4億円のアップとなった。一方、黒部市では、市民病院外来診療棟の反動減から、5億円のダウンを示した。
 その他発注機関では、富山産業展示館展示場増築工事の今年度保証分により大きく伸びた。
 4月の市町村別の前払金保証取扱件数は、富山市が35件でトップ。高岡市15件、氷見市11件と続いた。
 なお、中間前払金保証取扱高は、件数が昨年同期の8件から3件、請負金額が7億5000万円余から2億8000万円余にそれぞれ減少している。

hokuriku