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　県農林水産部耕地課は、農山漁村地域整備交付金のうち、農業農村整備事業の２０１７年度地区別配分額を明らかにした。地区数は42地区で、配分額は31億５６５６万９０００円（うち国費16億７４０万５０００円）。県営と団体営の別は、県営事業が40地区28億１５７６万１０００円（同14億２９００万１０００円）、団体営事業が10地区３億４０８０万８０００円（同１億７８４０万４０００円）。
　県営事業は、かんがい排水事業３地区５億２５００万円（うち国費２億６２５０万円）、基幹水利施設ストックマネジメント事業８地区５億７１１万８０００円（同２億５３５５万９０００円）、経営体育成基盤整備事業７地区11億４３４０万円（同５億７４８５万円）、ため池等整備事業５地区１億４９５０万円（同７４７５万円）、湛水防除事業４地区２億１１９３万２０００円（同１億９９９万６０００円）、農業用河川工作物等応急対策事業１地区７０００万円（同３８５０万円）、中山間地域総合整備事業１地区８１６１万１０００円（同４４８８万６０００円）、農地環境整備事業３地区１億２７２０万円（同６９９６万円）。
　一方、団体営事業は、地域農業水利施設ストックマネジメント事業４地区２億６５０万円（同１億３２５万円）、農業集落排水事業６地区１億３４３０万８０００円（同７５１５万４０００円）。
　このうち地域農業水利施設ストックマネジメント事業で、牛熊地区（横芝光町、芝山町）に17年度の新規地区として着手する。団体営事業等で造成された農業水利施設が基幹的な施設と一体となって用排水系統を構成しているが、耐用年数を経過する施設の増加が見込まれている。このため同事業により、施設の長寿命化を図り、財政負担の平準化と効率的な施設の機能保全を行うこととした。
　同地区の受益面積は１２０ha。主要事業は牛熊水管橋補強・補修、高谷７号水槽更新など。牛熊水管橋は通水管補強と橋台（右岸、左岸）補修を実施し、高谷７号水槽は配管・弁類更新、付帯工事更新などを予定。事業費は約５５００万円を見込む。事業主体は成田用水土地改良区。事業期間は17〜18年度の２か年。