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　静岡県交通基盤部工事検査課は、農林土木業務委託共通仕様書を一部改正し、５月10日以降に公告・指名通知する業務委託に適用する。国の仕様書や基準・法令などの追加・改正を踏まえたもので、２００９年の一部改正以来の改正となる。
　改正対象は、「測量業務」、「設計業務等」、「地質・土質調査業務」「工事監理補助業務等」の各共通仕様書。
　改正内容は、共通事項として業務代理人、主任技術者、管理技術者に必要な資格の改正、守秘義務、行政情報流出防止対策の強化、暴力団の不当介入への措置を追加した。また、電子納品対象業務など特記仕様書の内容を共通仕様書に加えた。
　個別の共通仕様書について主な改正点を見ると、測量業務では農地測量編で、静岡県公共測量作業規定と重複する記述を削除。確定測量については農林水産省測量作業規定を適用した。
　設計業務では、共通編に担当技術者を追加。農地設計編では、設計の各段階（構想設計、基本設計、実施設計）の内容を追加。主要工種の各設計段階の作業内容について農林水産省積算基準を元に記載するとともに、調査設計等一般は削除した。また、設計参考図書一覧を追加した。
　地質・土質調査業務では、農地地質・土質調査編で、仕様書体系を土木業務共通仕様書に準拠し、農地独自の調査、試験について農林水産省の共通仕様書から引用し追加した。
　また、３業務共通で森林整備保全編については、林野庁の森林整備保全事業土質・地質調査業務標準仕様書に準拠した内容とした。
　この他、工事監理補助業務等では、「技術専門員または現場技術員」を「現場技術員」に統一するとともに、再委託の留意点について追加した。
　改定仕様書は、県公報で告示後、関係する協会などに改正の通知を行うとともに、静岡県工事検査課ホームページに掲載する。

提供：建通新聞社
（2017/5/12）

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