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建通新聞社
2017/05/12

【大阪】17年度以降は28棟の耐震対策 大阪市

大阪市は、市設建築物のうち、災害対策施設を対象とした耐震化事業の進捗状況を明らかにした。2016年度は、四貫島保育所の建て替えなど12棟の対策を実施。17年度以降は、住吉車庫営業所本館の耐震改修や、大阪社会医療センターの建て替えなど、28棟を対象とした対策を予定している。
 17年度は、住吉車庫(住吉区万代東)や守口車庫営業所本館(守口市京阪本通)の耐震改修の他、もと西成人権文化センター津守分館(西成区北津守)の除却など、工事中の物件も含めて8棟での対策を実施する。
 18年度は、南江口保育所(東淀川区小松)の建て替えや、阿波座総合事務所(西区西本町)の耐震改修、もと市民交流センターにしなり(西成区長橋)の除却など4棟の対策を実施。19年度も、東さくら園(東成区中本)の建て替えや、西三荘抽水所(鶴見区横堤)の耐震改修など4棟を予定している。
 また、20年度以降の予定として、大阪社会医療センター(西成区萩之茶屋)や弘済院4棟(吹田市古江台)の建て替え、もと森之宮工場(城東区森之宮)ともと南港工場(住之江区南港南)の除却などを挙げている。
 同市では、08年3月に策定した「市設建築物耐震改修計画」に基づき、災害時に重要な役割を担う災害対策施設などを対象に、耐震化対策を実施している。これまでの取り組みにより、災害対策施設などの耐震化率は、計画当初の82・6%から98・9%(16年3月現在)まで向上した。