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日刊建設タイムズ社
2017/05/15

【千葉】駒込川に新規着手/県の社会資本整備計画/河川整備(防災・安全)変更/全体事業費259億円に増額

 県県土整備部河川整備課と河川環境課は、河川整備の社会資本総合整備計画「災害に強い千葉県の河川整備の推進(防災・安全)」の第4回目の変更を行った。変更では、河川事業で新たに駒込川(船橋市)に着手するとともに、椎津川(市原市)と梅田川(茂原市)で事業を再開する。また特定構造物改築事業で、市川市と成田市において新規8か所で長寿命化計画を策定する。全体事業費は第3回変更の253億9700万円から5億6300万円増額し、259億6000万円とした。
 同計画の期間は2015〜19年度の5か年。洪水などによる被害を防止するため、概ね10年に1回程度発生すると予想される規模の豪雨(1時間当たり50o程度)に対し、県内河川の一体的な水の安全対策を実施することを目標とする。
 定量的指標では、19年度末を目標に、概ね10年に1回程度発生すると予想される規模の降雨で浸水するおそれのある浸水面積を、15年度当初の6241・2haから3831・2haに軽減。長寿命化計画未策定の河川管理施設について、8施設(15年度当初0)を対象に長寿命化計画を策定。長寿命化計画を策定済みの河川管理施設については、4施設を対象に、点検・整備・更新を計画的に実施することによりコストを縮減することを目標とする。
 河川事業では、駒込川と梅田川で事業評価を実施。駒込川は費用便益比が2・09で費用対効果が認められ、17年度から新規着手することになった。また、梅田川は同3・40で費用対効果があることから事業を再開。椎津川は17年度から事業再開予定だったが、調整が遅れ、18年度からの事業再開予定となった。
 一方、特定構造物改築事業では、14年度末までに14施設で長寿命化計画を策定。今回の計画では新たに市川市と成田市の8施設で長寿命化計画を策定する。
 新規着手事業などは次の通り。(@市町村名A工種B事業内容C事業実施期間D全体事業費E備考)
 【河川事業】
 ▽利根川圏域総合流域防災事業(駒込川)=@船橋市A改修B用地、護岸、樋管C17〜19年度D3億1800万円E新規着手
 ▽東京湾河川圏域総合流域防災事業(椎津川)=@市原市A改修B用地、掘削・護岸(L0・34q)、橋梁改築2橋C18〜19年度D5億8700万円E事業再開予定
 ▽九十九里河川圏域総合流域防災事業(梅田川)=@茂原市A改修B護岸(L0・71q)、排水機場1か所C17〜19年度D6000万円E事業再開
 ▽特定構造物改築事業=@市川市、成田市A計画策定B長寿命化計画策定(新規8か所)C15〜17年度D6000万円E新規に市川市、成田市8か所
 【ダム事業】
 ▽矢那川ダム長寿命化計画策定=@木更津市A延命措置B延命措置C16〜17年度D3100万円E16年度事業前倒しk_times_comをフォローしましょう
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