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日刊建設タイムズ社
2017/05/17

【千葉】西側区間早期事業化など/北千葉道路建設促進期成同盟/通常総会を開催/知事に要望書を提出

 北千葉道路建設促進期成同盟(会長・清水聖士鎌ケ谷市長)は16日、千葉市内のホテルオークラ千葉ホテルで2017年度通常総会を開催し、17年度事業計画・歳入歳出予算などを可決。総会後には清水会長などが県庁を訪れ、西側区間(小室IC以西)の早期事業化と全線直轄管理区間とすることなどを求める要望書を森田健作知事に手渡した。
 総会では清水会長があいさつし、「昨年度は、国交省による直轄調査が実施されるとともに、12月に開催された県道路協議会並びに北千葉道路連絡調整会議で基本的な道路構造並びに有料道路制度を活用する方針が示され、事業化に向けて大きく前進した」と報告。整備に向けた作業として「都市計画決定の変更に向けて沿線市、県、国で調整作業が進められている」とし、事務作業のスピードアップが必要とした。さらに「関係機関との連携を強化しながら道路整備に向けた十分な予算措置が講じられるよう、国や県に対してより効果的な要望活動を行うとともに、北千葉道路の全線開通に向けて諸活動を積極的に進めていく」と述べた。
 一方、来賓として出席した甲斐一洋・首都国道事務所長は「外環から鎌ケ谷市までの約9qの未事業化区間で直轄調査を進めている」と説明。調査の状況については「昨年12月に県道路協議会で、一般道路と自動車専用道路の併設構造とすることや、自動車専用道路について有料道路制度を活用して事業を進めることについて議論した」とし、本年度も県、沿線市と連携しながら道路の構造などの議論を進めていく方針を示した。
 県知事への要望では、清水会長をはじめ、本郷谷健次松戸市長、伊澤史夫白井市長らが県庁を訪れ、森田知事に要望書を手渡した。
 要望の席で清水会長が市川市から鎌ケ谷市間の道路構造について、地元市の意向を十分に尊重することや都市計画決定の変更、環境アセスメントといった事務作業が早期に進むよう県に力添えを求めた。これに対し、知事は「内容をしっかり受け止め、早期全線開通を目指して取り組みたい」と応じた。
 北千葉道路は、市川市から千葉ニュータウンを経て成田市を結ぶ約43qの道路。同路線のうち、東側県施行区間の印西市若萩から成田市北須賀間の4・2qが本年2月19日に開通。国施行区間については18年度の開通を目指している。
 一方、西側区間については、15年度から国が直轄で調査に着手。昨年12月の県道路協議会で未着手の市川〜鎌ケ谷間約9qと鎌ケ谷から国道16号小室ICまでの約6qを合わせた約15q区間を、一般部と有料道路制度を活用した専用部の構造にするとの整備方針が示された。
 主な要望内容は次の通り。
 ▽全線開通の実現に向け、西側区間(小室IC以西)の早期事業化を図るとともに、全線を直轄管理区間とするよう要請。
 ▽北千葉道路の西側区間(小室IC以西)は、有料道路事業制度を活用し、専用部と一般部を併設した規格の高い道路を早期に整備。
 ▽北千葉道路の成田市内の事業中区間については速やかに事業を完了。k_times_comをフォローしましょう
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