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建通新聞社(中部)
2017/05/18

【三重】国交省紀勢国道の2017年度事業

  国土交通省紀勢国道事務所は、2017年度事業費に63億1600万円を計上し、熊野尾鷲道路(U期)事業では橋梁、トンネル工事などを進めていく。
 事業費の内訳は、熊野尾鷲道路(U期)事業に42億3000万円、熊野道路事業に2億6000万円、松阪多気バイパス事業に10億円、交通安全関係事業に8億2600万円としている。
 各事業について、熊野尾鷲道路(U期)では、尾鷲北インターチェンジ(IC)〜尾鷲南IC間の延長5・4`を対象に改良工事や橋梁下部工、トンネル工事、移転補償、環境調査などを進めていく。熊野大泊IC〜熊野IC(仮称)を結ぶ熊野道路では、延長6・7`区間を対象に用地買収や用地調査、環境調査、地質調査などに着手する予定。
 本年度中に全線暫定2車線での開通を予定している松阪多気バイパスでは、松阪市古井町〜多気町仁田を結ぶ全長11・9`のうち松阪市下蛸路町〜八太町間に当たる残り1・1`区間で舗装工事や移転補償などを進めるとともに側道整備や現道拡幅を行う。
 その他、交通安全事業では、栃原神瀬・滝原中村・阿曽藤ケ野・船津・新志原橋の5カ所で歩行者安全確保のための歩道整備を行うとともに、大泊地区で中央帯整備を1カ所予定している。

提供:建通新聞社