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建設経済新聞社
2017/05/22

【京都】阪急長岡天神駅の周辺整備 鉄道の立体交差方式等検討

 長岡京市は、阪急長岡天神駅周辺について、連続立体交差事業の可能性や開田土地区画整理事業の見直しなど交通基盤の検討に加え、都市機能の集積、機能性の高い居住空間の実現など総合的なまちづくりに向け、まちづくり基本構想と基本計画の策定に乗り出す。
 同市は、18日付で「長岡天神駅周辺まちづくり基本計画策定業務その4」について、公募型プロポーザルで公告した。
 業務内容は@まちづくり基本構想及び基本計画の策定に向けた各種関連資料の作成(▽駅前広場およびアクセス道路の配置検討▽土地利用計画の検討▽基本計画策定に向けた合意形成手法の検討▽効果的なまちづくりを踏まえた鉄道の立体交差方式の検討▽会議資料の作成)A阪急長岡天神駅周辺整備基本計画策定委員会運営支援B長岡天神駅周辺まちづくり協議会運営支援C設計協議。
 プロポの参加資格は、▽29年度・30年度長岡京市競争入札等有資格者名簿に記載の登録業者で「土木関係建設コンサルタント業務」の認定を受け、当該業種を最希望としている者▽京都府、大阪府、兵庫県、奈良県及び滋賀県内に本店又は、入札・契約締結等の委任を受けている支店、営業所等を有している▽過去15年間(14年度〜28年度)に元請として国又は地方公共団体、特殊法人及び独立行政法人が発注したまちづくり基本構想および基本計画策定業務、まちづくり検討業務等の今回の業務の内容と同種の業務の実績を有する等。
 参加申込書等の提出は5月31日4時まで。企画提案書選出者の通知は6月5日。企画提案書等の提出は6月5日から6月16日4時まで。プレゼンテーション及びヒアリングは6月22日。審査結果の通知は6月28日。見積書の提出は6月28日から7月4日まで。契約予定日は7月7日。
 業務場所は長岡京市開田および天神地区。
 履行期間は30年3月30日まで。
 委託予定上限額は502万2000円(税込)。
 担当は長岡京市建設交通部まちづくり政策室市街地整備担当(рO75−955−9719)。
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 まちづくり協議会は、行政や関係機関、専門家と協働して実現に向けたまちづくりを進めることを目的に協議会会員17人で27年7月に設立。これまで先進地視察や計7回の勉強会、現地踏査を行った。検討の中で道路(長岡京駅前線)と鉄道(阪急京都線)の立体交差について調査。事業費は道路が約190億円、鉄道が約250〜300億円と試算した。道路の高架化は交通環境が現状より悪化するとともに、沿道の宅地利用が不便と分析。鉄道の高架化は事業費が高く、事業期間も長いが交通環境が現状より格段に良くなり、それにより駅周辺宅地の利用価値の向上につながるとし、総合的には鉄道の高架化が優位とした。
 長岡天神駅周辺整備基本計画策定委は3月28日に第1回会合を開催。5月29日に第2回会合を開催する。