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建設新聞社
2017/05/22

【東北・宮城】事業者募集の結果公表/仙台市蒲生北部地区の市有地利活用

 仙台市は19日、東日本大震災の津波により被災した蒲生北部地区を対象とした土地区画整理事業のうち、市有地の利活用に係る事業者募集の結果を公表した。
 事業候補者(交渉順位1位)および提案概要は、S―1が富田運輸で物流倉庫、コンテナ置場、事務所(通関業務)、駐車場。S―2が二葉運送で物流倉庫、事務所、駐車場。S―4がレノバ、住友林業、ユナイテッド計画でバイオマス発電所(木質ペレット、パームやし殻等)(対象用地のうち5fを使用)。S―5が丸山運送で物流倉庫、コンテナ置場、事務所、駐車場。
 また、S―3は応募事業者なしとなり、他画地の交渉順位2位以下となった事業者のうち、S―3画地の利活用を検討可としている事業者と協議を予定している。
 今後、事業候補者との間で立地協定の締結に向けた協議を開始する。
 蒲生北部地区土地区画整理事業で募集する市有地は、全体で約30画地の計約34万平方b(第1回募集の5画地、19万0772平方bを含む)。市有地は東側に1f以上の大街区、主に西側に数千平方bの小規模画地から構成されている。今回募集した5画地以外の募集についても、各画地の整備の進捗に合わせて随時行う。
 蒲生北部地区は東日本大震災の津波で甚大な被害を受けたことから、非居住系の土地利用を行うたため業務系の土地区画整理事業を進めている。施行面積は約96・4fで総事業費は106億1818万2000円を試算、平均減歩率は14・31l、将来人口は3300人(災害危険区域のため夜間人口ではなく、従業員ベースの昼間人口として設定)を予定している。
 なお、区画整理の包括委託業務は鹿島・フジタ・橋本店・パスコ・復建技術コンサルタント・URリンケージ共同企業体が担当している。

 提供:建設新聞社