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建通新聞社(東京)
2017/05/24

【東京】都 有明テニスの森前面に親水海浜公園新設

 東京都港湾局は、江東区有明1丁目と東雲2丁目の水域を含む33・6fを「有明親水海浜公園」として整備する。有明アリーナや有明体操競技場など東京2020オリンピック・パラリンピックの競技会場と近接していることから、これら施設との連携したにぎわいの創出を視野に、東京港の歴史的構築物である「旧防波堤」を良好に保全しつつ、自然に親しめる磯浜や砂浜を備えた多様な水辺空間として整備する計画だ。
 有明親水海浜公園は、東雲運河に面した約33・6f(26・5fが水域、7・1fが陸域)に新設する。有明北地区の水と緑のネットワークを形成するとともに、自然環境を回復・保全する。
 公園の南側では、都がオリンピックのバレーボール、パラリンピックのシッティングバレーボールの会場となる「有明アリーナ」を新設するとともに、テニス会場となる「有明テニスの森公園・有明コロシアム」の再整備を進める計画。さらに、組織委員会がオリンピックの体操・新体操・トランポリン、パラリンピックのボッチャの会場として利用する「有明体操競技場」を新築する。新たな海浜公園の整備に当たっては、これら競技会場と連携したにぎわいの創出にも取り組む。
 都の福祉のまちづくり条例や「Tokyo2020アクセシビリティ・ガイドライン」などに沿って園路広場、植栽・芝生などの修景施設、休憩施設、管理施設、駐車場、案内サインなどを整備する。
 基本設計と一部区域の実施設計はグラック(中央区)が担当した。

提供:建通新聞社