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建通新聞社
2017/05/25

【大阪】なにわ筋線 北梅田含む4駅を新設へ

大阪府と市、JR西日本、南海電気鉄道、阪急電鉄の5者は、大阪市の中心部を南北に通る鉄道新線「なにわ筋線」の整備に向け、4駅の新設などを含む事業計画を明らかにした。整備は府、市などが出資する第3セクターが主体となって実施し、2031年春の開業を目指す。
 なにわ筋線は、うめきた2期事業で建設中の新駅「北梅田駅」(仮称)〜JR難波駅付近までの約7`を地下トンネルで結ぶ計画。開通すれば、大阪駅から関西国際空港までの所要時間が大幅に短縮できる。
 駅については、北梅田駅の他、中間駅として「中之島駅」「西本町駅」「南海新難波駅」(いずれも仮称)の計4駅を新設する。事業スキームは地下高速鉄道整備費補助による上下分離方式を想定。総事業費は概算で約3300億円を見込む。
 また、なにわ筋線の整備効果や事業性を高めるため、北梅田駅北側で阪急十三方面に分岐する路線(なにわ筋連絡線)についても、国と連携しながら整備に向けた調査・検討を進めていく方針だ。
 なにわ筋線の構想は30年ほど前に浮上。近年のインバウンドの高まりなどから、都心部と関空とのアクセス向上が急がれている。